Savoy ムード
I stemning med Savoy - 03/10/01
元記事:Mari Bangstad in Nettavisen 翻訳:kyebi

ショッキングな状況と不条理な光景が故郷に刻み込まれてしまった時、仕事に没頭するのは良いことなのかもしれない。特にそれがN.Y.と呼ばれる街なら、SAVOYメンバーとCDリリースが待たれていることだろう。

ポール・ワークター・サヴォイとローレン・サヴォイは、息子を連れてN.Y.から戻った。彼らは、アルバムの最初を飾るタイトル・ソング『Reasons To Stay Indoors』のことや、9月11日に世界貿易センターを襲った多発テロ事件の様子、そしてその後について語ってくれた。

恐怖

「目の前で起きたことを受け入れるのは、すごく大変なことだった。車は姿を消し、人々はガスマスクで通りをさまよっていた。その光景はまるで戦場にいるかのようだった」ポール・ワークター・サヴォイはNettavisenにそう語った。ポールがオスロに滞在して今日で2日になる。

─悲惨なテロの悪夢を経験した後、実際、故郷ノルウェーでプロモーションを開始するのは、おそらく大変なことだと思うのですが?

「それが、むしろホッとしているの。これで良かったと思ってる。私にとっては、今回のCDプロモーションはパーフェクトなタイミングで訪れたと言えるわ。周囲に振り回される状況にいるわけでもないし」と、ローレン。

なるほど、それはわからないでもない。というのも、2年前のSAVOYの前作であたる大ヒット・アルバム『Mountains of time』は、本国ノルウェーで50,000枚の売り上げを果たしているからだ。

今回ドラムで参加しているフロード・アンランドは、Sondre LercheやPopiumとのコラボレーションでも知られているが、再び─SAVOYメンバーはバンド活動ができる状態だという。

Red Line

「今までのどのアルバムも、その前作のアルバムの答えなんだと思う。『Mountains of Time』が変化に富んだ作品だったから、今作で僕らは、ある種調和のとれたサウンドを心がけているんだ」とポール。

歌詞は前作よりさらに良くなっていて、より内省的で、初期の頃より深い意味を含んだものに仕上がっている。ポールは今作が、より自己を深く見つめたものになってくれるよう望んでいる。

「僕らはこれまでで一番興行アルバムらしくないものを作ったと思ってる」とポールはコメントした。

「それでも批評家たちは、私たちのアルバムは全く興行的だったためしがないってコメントしてるけど」と微笑むローレン。

「僕らは、前々から思っていた以上に、常にそういったことよりも、別のことに力を入れているんだ。それが僕らの長所なのか、短所なのか、僕には何とも言えないんだけど」とポール。
「長所よ」ローレンがきっぱりと言い切り、フロードも頷いた。

フロードのプロジェクトの数々

フロードはSAVOY以外にも多くのプロジェクトに参加しているが、SAVOYでの活動を重要に思っている。

「あぁ、SAVOYとしての活動は優先順位5番目だって?そんなとんでもない、最優先にしているよ。僕は歌詞が出来上がった段階で参加しているんだ。今じゃもうお互い旧知の仲だから、レコーディングに参加するにしてもずいぶん楽なもんだよ」

「フロードが加わるとサウンドにグンと張りが出るし、ローレンが加わることでも同じことが起こるんだ。僕ら3人は、今作が以前のものよりさらに完成された、じっくり音の仕込まれたアルバムになるって確信してるよ」

─それでは、音楽業界におけるSAVOYの存在とはどういったものだと思いますか?

「新しい技術開発やインターネットの普及の結果、売り上げの低迷によって、音楽業界は強烈な打撃を受けている」とポールは言う。

フロードとローレンも同じ意見だ。発展の裏には、いい面と悪い面の両面が見られるという。しかし、特に、人々が「無料」の音楽に慣れてしまうことを快く思ってはいないようだ。

「もちろん、それで生活してる人もいるってことを知らないわけじゃないけれど」

シニカル

「資金の面でも音楽会社はギャンブルなことはできないと思う。a-haがいい例だよ。a-haがアメリカでCDをリリースしないのは、僕らがあの地で200万枚も売れないだろうって踏んでるからなんだ。200万枚だよ!それこそゲームだね、まったく!」

「10万もの聴衆は一流の音楽を求めているんだ」とポール。そしてそれは、彼がa-haとして活動を始め、1000クローナ札のためなら「自分の前にあれば何でも」歌った頃のようだとも言う。

周知のことだが、ニュー・アルバム『Reasons To Stay Indoors』は、12,000枚がすでにオーダー済みの状態で、ラジオではプレミア・ウィークでのヘヴィー・ローテーションが決定している。アルバムの発売日は、10月8日だ。